≪第五相克≫
「これより “絶対存在” に挑むための
最終手前の≪第五相克≫を始める。」
「この一戦に勝てば、私は五騎の力と共に
ミリアム君の≪剣≫を貰い受けよう……」
「その上で偉大なる “父” に挑み、
必ずや乗り越えて証明してみせる……!」
「不義の子として生まれながら
持てはやされた欺瞞を超えて―」
「私が私として世に生まれ出た意味を!!」
≪第五相克≫の相手はルーファス卿の操る≪金の騎神≫エル=プラドー(と魔甲騎兵ハンニバル&モルドレッド)。≪銀≫の力を取り込んだことで、過去幾度となく続いてきた戦い(黒以外)において最も勝率の高かった2騎の力を合わせ持つ強力な騎神になっているそうです。
「……私の敗因は何だったと思う?」
「全プレイヤーを敵に回した
―人に、絆に頼らなかったからでしょう」
優秀さ故にひとりで様々なことを行なってきたルーファスでしたが、一人の限界を超える 絆 の力に敗れました。
自動制御の魔甲騎兵2体と1騎の強い機体のルーファスに対し、個々では敵わなくてもみんなで戦っていた七組だからこその勝利ということでしょうか。
「一発、殴らせてもらいます。」
自分を “偽物” と言ったルーファスに対してのユーシスの行動は、愛想が尽きたと言いながらも兄弟の絆を感じさせるものでした。自分の、自分としての存在を証明したかったルーファスにとっては何よりも救われたことではないでしょうか。戦闘開始時のセリフから、この人はこの人でいろいろあったんだろうなぁ・・・。
そして≪銀≫と≪金≫の力を受けたヴァリマールは翼を得て新たな形態となったのでした。
ところで最初のセリフとか文章だけだとなんかおかしい気がするのは気のせいでしょうか…?
声優さんの演技のおかげで違和感はなくなっているものの…。
≪第四相克≫
「ああ、そうだ……
僕は……羨ましかったんだ。」
「ー自分の無様さは受け止めた!
その上で、君たちに勝負を申し込もう!」
「若き英雄を超えさせてもらう……!
暴走させたこの≪緋≫を御して!」
「同じ対等の起動者同士、
全力でぶつからせてもらう……!」
「……力を求めていたのは
僕自身の真実だったはずだ……
だったらこの結末も
僕が受け止めるべきもの……」
舞台をベームベームちゃん幻想起動要塞に移し、≪第四相克≫の相手はセドリック・ライゼ・アルノールと千の武器を持つ魔人、≪緋≫のテスタ=ロッサ(と魔煌機兵2体。こちらも≪灰≫と≪蒼≫の他にクルトのシュピーゲルが出ます)。
セドリックの今までの言動は ≪黒≫による 枷 の影響もあったようですが、本人が力を切望していた結果でもあったようです。
周囲の協力(?)もあり ≪相克≫前にその歪みから解き放たれたセドリックでしたが、≪相克≫に破れた後は、とある組織に身を寄せることになります…。
≪第三相克≫
「≪相克≫に挑む一人の挑戦者として
貴方たちを迎えさせてもらいます。」
「つまらぬ女の未練―
譲れない意地というだけですよ。」
「―はっきり言いましょう。
貴方たちはあまりに甘く見すぎている。」
「2人のためにも―この≪第三相克≫、
何としても乗り越えさせてもらう!!」
「全力で行くぜ―聖女さんよ!!」
「聖技!グランドクロス!!」
≪第三相克≫の相手はアリアンロードことリアンヌ・サンドロットと≪銀の騎神≫アルグレオン。250年前から共に在った "伝説" 級の相手です。
激闘の末、≪蒼≫と 進化した ≪灰≫の二騎がかりでなんとかその力を越えることに成功。帝国の未来を案じ続け、全てを一人で背負っていた彼女を仲間に引き入れようとしました。
「……そうですね、ドライケルス。
貴方にもう一度会うためにも―」
しかし直後に≪相克≫が奪い合いであるという非情な現実を突きつけられることに…
「―いいや、"伝説" には
ここでご退場願うとしよう。」
突如現れた≪金の騎神≫に背後から一突きされ、≪銀≫の力の大半を奪われてしまいます。
「≪七の相克≫は奪い合い―
戦場での油断は命取りということさ。」
その傷が致命傷となり、聖女は息を引き取りました。後のことを鉄機隊の "娘"たちやⅦ組に託すことができたからか、その表情は満ち足りていたようでした。
また、聖女の置き土産によってヴァリマールも呪いの枷が外れて喋れるようになり、また剣の中の彼女も出てこられるようになりました。
…刺されたあとの「…フフ、ルーファス卿の方が一枚上手だったようですね…」という台詞は、戦場の厳しさも知る聖女だからこそ出てきたように思います。軌跡シリーズでいちばん好きなキャラクターなのでとてもショックでした…。
―願わくば女神の元で想い人の魂と共にあらんことを。
≪第二相克≫
「そういう生き方しかできねぇんだよ。
―俺たち 猟兵 って生き物はな。」
「だったら迷うことはねぇだろう?」
「"報酬"は、いつだって
てめえの手で掴みとるものだからな。」
「同じ運命にある者同士、
踊るとしようぜ、猟兵王!」
「フィーの分まで……!
―いざ、参る!!」
「こんなにアガれる戦場は
バルデル以来かもしれねぇな……!」
「お前らが相手なら文句はねぇ
一花咲かせてもらうぜ!!」
《第二相克》の相手は《猟兵王》ルトガー・クラウゼルと≪紫の騎神≫ゼクトール。クロウと同じ方法で味方に引き入れたいところでしたが...
「引き時くらい弁えねぇと
年長者として格好がつかねぇだろ?」
自分の人生に満足した≪猟兵王≫は "力" を押し留めるのを拒み、娘 に見送られて旅立たれました。
「ありがとう―お父さん」
「こいつはいい冥土の土産ができたもんだ―…」
「娘のことをよろしくな…」
そしてゼクトールの力を吸収したヴァリマールは新たな形態となるのでした。
≪第一相克≫
「さあー
一緒に踊るとしようじゃねえか。」
「昏き深淵を覗き込むための終末のダンスをー!」
「肚を括れやー 後輩。」
「世界 の底が抜けようっていうこの状況で…
終わっちまった ヤツ相手に
ウダウダ足踏みしてる場合かよ!?」
「生きて、生きのびるために足掻け!」
「足掻いて50ミラの利子を
今度こそ熨斗をつけて返してみろ!」
「ーおかえり、クロウ。」
「わーった。利子分は働いてやるよ!」
≪ 第一相克≫の相手は クロウと≪蒼の騎神≫オルディーネ。戦いの前に≪相克≫について分かったことを話してくれます。
決着後、本来ならヴァリマールに吸収される力を押しとどめ、逆流させることでオルディーネを 眷属化 させ、クロウも消えずに済みました。
その後は力強い味方として≪最終相克≫まで共に戦ってくれます。
閃1からの最大のライバルが仲間になり、仲良く並んで飛んでるのが妙に嬉しかったりします。
≪灰の騎神≫ 真 ヴァリマール
閃の軌跡Ⅳ より、真ヴァリマール です。
≪相克≫を乗り越えて他の騎神の力を手に入れた≪灰の騎神≫の姿です。パッケージにも描かれていますが、翼まで付いたのは≪最終相克≫直前なので実質的な最終決戦仕様と言えます。
(個人的には「真ヴァリマール」よりも「ヴァリマール第三形態」とか「第四形態」と言ったほうが好きかも)
今回はいつものガ系(HGラファエル)の他にHGダブルオー(+Q)も芯に使っているので、スッキリとした体型になり、可動面でも向上していると思います。
また、翼を差し替えることで≪緋≫の力の サウザンドアームズ を発揮している状態や、≪第五相克≫までの姿にもできるようにしました。これで騎神同士の≪相克≫は全部再現できるはずです。
最終決戦仕様…
≪金の騎神≫エル=プラドー
閃の軌跡Ⅳ より、《金の騎神》エル=プラドー です。
「プラトー」ではない。
≪七の騎神≫最後の一騎として登場したエル=プラドー。現れたのは意外な場所からでした。出てくるたびにプレイヤーに絶望を与えたという意味でもとても印象深い機体だと思います。
「…プラトー?」「プラドー!」
以下ネタバレ
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クロスベルの湿地帯に顕れた光の柱から出現したアルバレアZエル=プラドー。そのライザーは鉄血の子供達の筆頭ルーファス・アルバレア。ここまで見越してクロスベル総督になったのだとか。
「伝説にはここでご退場願うとしよう。」
≪ 第三相克≫に敗れた≪銀≫を背後から突き刺してトドメを刺し、本来なら≪灰≫に移るはずの力を奪い去りました。
その後本体と同じ金色に翼は染まり、≪銀≫と≪金≫の力を備えた本機は要塞内で≪第五相克≫を迎えることになります。
…実は例の場面までには本体の造形が終わっていたので「(いろんな意味で)何してくれてんだ‼︎⁉︎」とリアルに声を上げることになったのでした。
(→翼を保持できるように背中をバラして構造を作り直して…)
「自分が何をしたのか分かっているのかぁ!」